【絵手紙】6月の母から娘へのアジサイ便り。話題の中心はモチこの人!

絵手紙,6月
今日の絵手紙は、今から10年以上前の6月のある日、結婚して遠く離れて暮らす娘の私に宛てた、母のアジサイ便りです♪



こんにちは!当ブログの管理人☆【トモピコのおっぺけ物語】スットコドッコイ劇場の看板女優”トモピコ”です。

にしし~っ\(^o^)/話題の中心人物は、もちろん、箸棒頑太くんでございます♪




絵手紙-6月-母からのアジサイ便り

絵手紙,6月
『庭のあじさいが 咲きましたよ。ピースケさんに よろしくね。仕事うまくいってる?パパは相変わらず箸棒頑太です。でも あまり喧嘩しなくなりましたよ』

うんうん、あまりケンカしなくなったのね。それは良かった(o^^o)

でも、ママはかえってストレスじゃないのかな。ガンで闘病中のパパを介護するサチコはんの頭の中は、いつも箸棒頑太くんのことで一杯。


心配度はMAXなのだっ!パパの身体を気遣うあまり、口うるさくもなるのも致し方ないことでございます。


そんな心配をよそに、相変わらずタバコはプカプカ吸いたい放題。お酒もフツーに飲んでいた箸棒くん。


父のタバコの数と母の小言は、間違いなく比例していくのでありました┐(´д`)┌



だけど、今振り返っても、箸棒頑太くんの態度そのものが、ガンが発覚する前も後も全然変わらなかったのよねー。


最初から慌てもしなけりゃ、悲観して撃沈したり、がんの恐怖に怯えおののくこともない。今まで以上に怒りっぽくもならなけりゃ、自暴自棄になることもなかったの。

トモピコトモピコ

いつでもパパは、いたってフツー

ツッコミ鳥ツッコミ鳥

箸棒のオッサン・・・えらそうな物言いも、相変わらずやったけどなー

うん。箸棒頑太くんはステージ4でがんの告知を受けたんだけど、その直後から、ずっと変わらずいつもと同じ態度でいられるって、ある意味スゴイなーって・・・。


あの頃は、一般的にガンに対する考え方が今よりずっと深刻で、「手術して切って取り除けば大丈夫!」的な感覚で受け止めれるほど、軽いもんじゃなかったからね。


「本人にガン告知するかどうか」や「セカンドオピニオン」っていうのも、今みたいに常識じゃない時代だったし・・・。



うーん・・・たとえて言うなら、トモピコ的には「バツイチ」の認識度に近いものを感じまする☆

ツッコミ鳥ツッコミ鳥

なんじゃ、そりゃ!?


だって、トモピコの小学生時代、バツイチは相当めずらしかったけど、今じゃ当たり前田のクラッカー(゚-゚;)

ガンに対する深刻さや受け止め方、医療の進歩も・・・今とは全然違います。



ま、そうは言っても、パパの心の中が実際にどんなだったのか、本当のところは誰にもわからないけれど・・・。



とにもかくにも、パパはずーーーーーーっと!元気だった時もガンになってからも、それから最後にあっちの世界に行くまで、いつも同じ態度で淡々と生きていた。


父のその淡々と生きる姿に、私たち家族はどれだけ救われたことか・・・。


ってことは、箸棒頑太くんの「朝から晩までスモーキン・ブギ♪」の世界が、そのまま存在し続けるのも、ある意味当然だったのかもしれない・・・って、トモピコは今になって思うのです。

ツッコミ鳥ツッコミ鳥

ダウンタウン・ブギウギバンド☆宇崎竜堂さんっ!

と言っても、当時いつも箸棒頑太くんの傍にいたサチコはんは、メッチャしんどかったに違いない。

性格や在り方なんて、そうそう変わるもんじゃないしね。

ましてや、かなりキツイ癌ステージにいながらも、パパはマイペースで相も変わらずの生活。

ガンも頑固も筋金入りじゃ~!


しかも、強がってるとか無理してるっていう印象が、まるでなかったの。

サチコはんの前で弱音を吐いた・・・っていう話もきかないし。

ツッコミ鳥ツッコミ鳥

サチコはんの前ではエ~~~ン!って、泣いてたんとちゃうんかいな!?

それが、そうでもないらしいのよねぇ。

うーーむ。そう考えると、彼の精神はとてつもなく強靭なのか、それとも考えナシのただのアンポンタンなのか、すごーく理解に苦しむけど、どっちにしてもアッパレ~箸棒頑太くん!と言うことで、収めるといたしませう♪


でも、私だったらどうするかな、どうなるかな・・・。

パパは、がんの事ぜ~~~んぶ自分で消化したのかな。

過去にも未来にもとらわれず、「今を生きている」ならば、淡々と生きられる。それは理屈の上では、私も理解できるけど・・・。


いやー、でも、それはないよね!

パパだってムッチャ考えて、いっぱい悩んだはず。で、考えすぎて飽和状態に突入して、グルグルした挙句に、あきらめがついたのかな?



トモピコなんて自分の考えてる事さえ、わからなくなることもしょっちゅう。

なので、生死にかかわる重大なことに直面した人の心なんて、親子でも夫婦でも、ホントのホントは誰にもわからないと思う。

ましてや、遠く離れて暮らしていて、普段めったに話すこともない娘なら尚のこと。

そして、母の気持ちも知らずに自分の生活に埋没していた私。


なんでもない日々の暮らしがどれだけありがたいか・・・先日の大阪北部地震が起きたことで、又あらためて感じたのであります。


今を大切に生きる。


サチコはん、これからもどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m

あっ、もしよかったら、【母の紫陽花ギャラリー】も是非のぞいてやって下さいね♪



最後までおつきあい下さいまして、ありがとうございました。またのご来場をお待ちしておりま~す\(^o^)/